あおもり案内名人-ちょっと気になる、あおもりのおいしいモノ版-

ちょっと気になる、あおもりのおいしいモノ版

第2回「あおもり魅力野菜編」

あおもり魅力野菜プロジェクト

あおもり魅力野菜とは?
あおもり魅力野菜=aovege《アオベジ》は、ヨーロッパに似ている、昼夜の寒暖差が大きい青森市の気候を活かし、おいしい空気と豊かな土と八甲田の雪解け水で育てた魅力ある野菜です。イタリア野菜を中心とした西洋野菜、中でもカリーノケール、カリフローレ、ビーツ、コリンキーが人気です。また、途絶えかけていた伝統野菜の栽培にも取り組んでいます。青森市内のレストランや野菜売り場でも見かけるようになり、生産者も増えつつある今一押しの野菜たちです。

あおもり魅力野菜プロジェクト、
目印は《aovege》

消費者のみなさんが「あおもり魅力野菜」に親しみを持っていただけるよう、愛称を《アオベジ》として「青森の贈り物」をイメージしたロゴマークに表現しました。生産者の思いと真心、野菜の鮮度と魅力を伝えていきたいと考えています。

・生産者に聞く「アオベジ」の魅力

初めて作る野菜が多いので、栽培方法に戸惑うこともある半面、色も形も豊富なので成長していく様子を見るのが楽しいとのこと。
 あおもり魅力野菜プロジェクトでは、生産者同士が「アオベジ」チームとして、栽培技術向上のためのセミナーに参加、会員生産者が作った野菜について、地元青森市内のレストランシェフはもちろん、首都圏のシェフからの意見を聞いたり、ヨーロッパ野菜生産の先進事例の一つである「さいたまヨーロッパ野菜研究会」の生産者と度々交流しています。また、栽培技術や流通に関するアドバイスを受けたりなど「アオベジ」をより良く運営、発展させていくために会員農家の皆さんは日々努力を重ねています。「アオベジ」を通してのコミュニケーションも増え、消費者の声を直接聞けることは自分たちの勉強にもなると言います。

 首都圏近郊の野菜の産地は、夏場は暑すぎて野菜を生産することが難しいのですが、青森は冷涼な気候を生かし、露地でも初夏から晩秋まで野菜を生産・出荷することができます。将来的には「アオベジ」の生産量が増え、他産地との産地リレーも可能になると考えています。平成29年度は人気のカリーノケールを、夏場、首都圏向けに出荷しました。域内消費と同時に域外への販売も同時に増やしていくことが目標です。

・食べてみたい「アオベジ」

まだまだ流通量の少ない「アオベジ」ですが、青森市のおいしい野菜に関するイベントでは、多くの種類が見られるようになってきました。特に、年数回開催される「あおもりマルシェ」では若手の農家さんが作った野菜が大人気。SNSでの情報発信も手伝って、珍しい「アオベジ」には行列ができ、オープンと同時に売り切れることがほとんどです。
 スーパーの産直コーナーやデパートの野菜売場にも時々並ぶようになり、一般小売向けの店舗としては、内海青果さんの「vegetable shop Utsumi」でアオベジを通年取り扱っていただいているほか、ラビナ1階「Marche Asamubon」さんでは青果販売はもちろんのこと「アオベジ」を使ったデリカ販売も始まりました。
 今年度は「あおもりバル街」とコラボ(予定)するなど、これから皆さんのお手元に届く機会がどんどん増えますので、是非、アオベジに注目してくださいね。飲食店向けの出荷も増え、青森ならではのメニューを提供するお店もありますので、見かけたらぜひ味わってみてください。

・「アオベジ」今後の展開

現在、種苗業者、生産者、流通、外食業に携わる方と行政が一体となって取り組んでいます。今後は展示会や商談会にも積極的に参加し、ブランディングの支援も行っていく予定です。

  「コレを食べるために青森へ来ました!」と言われることを目指して「あおもり魅力野菜」は、青森市の新名産品として地元はもちろん、県外でも「人気のお野菜」として愛されるよう、さまざまな方面から大事に育てられています。

色鮮やかなあおもり魅力野菜たち
生産者側の「信頼」「連携」「安心」「安定」を4LINEで表現したロゴマーク
花が咲いたようなカラフルトマト。赤、黄、オレンジ、緑、紫など色とりどりのミニトマトは、色によって味が少しずつ違います。ぜひ食べ比べしてみてください。
見た目はカブ、味はキャベツのような野菜「コールラビ」。シャキシャキとした歯ざわりが心地よく、薄くスライスしてサラダはもちろん、ベーコンなどとサッと炒めたり、鶏団子と一緒に煮たりの万能野菜です。

あおもりマルシェ